イヤイヤ期について
1歳半の男の子ママ。
自分でごはんを食べられるようになったり、
ママ、パパ、ブーブーなどお話できる単語が増えたりと
嬉しい成長を感じるこの頃。
その反面、思うようにならないと床に突っ伏して泣いたり、
抱っこしようとするとのけぞって嫌がったり・・・
これって、ウワサの反抗期?!
元保育士さんに、困った時の対処法などを教えてもらいました。
【イヤイヤ期とは】
ジブンで!ボクの!ボクも!と、
「自分の思い通りにしたい」気持ちの表れであり、
「自分」を発見する、いわゆる「自我の芽生え」です。
(自分で判断して行動できるようになるための入り口)
自我(自己主張)が見られたら、思い通りにならない体験も必要です。
大人が気持ちを受け止めて、切り返してあげることを根気強く繰り返していくと
思い通りにならない事もあるということや、自分と相手とは違うんだ、ということを認識していきます。
【基本の対応「受け止めて、切り返す」】
例)帰りたくない、これが欲しい、、、
そんな時は・・・
「◯◯したかったんだね。」
「でも今日は◯◯だから、◯◯しようね。」
気持ちに共感はするが、行動にはしない。大人の思いを伝える。
そうすることで、
受け止めてもらえた喜びから、大人の意見も受け止めようとするようになるそう。
⇩
★この繰り返しをすることで、自分と相手は違うということがわかってくる。
★思い通りにならないこともあると知る。
【次第に(3歳頃)「第二の自我」社会的知性の芽生え】
例)○○がほしい、、、でもお兄ちゃんだから貸してあげよう
例)外に行きたい!、、、でもその前に着替えてから行こう。
このように、我慢ができたり、折り合いをつけたり、見通しがもてたり、、、
「◯◯したい、でも◯◯しないといけない」
がわかるようになってきます。社会的ルールを理解できるように。
【「受け止めて、切り返す」ことをせずに「受け流す」ことをしていると…】
例)欲しい!と言えばいいよと与える
例)イヤと言えば、やらなくていいよと言う
「泣いたら、子どもの言う通りになる」を繰り返すと、
その子自身が第二の自我に出会えないので、結果イヤイヤ期が延長する。
【大泣き、ひっくり返り、の対処法】
この時も「受け止め、切り返す」が基本です。
しばらく泣かせてしまっても大丈夫です。
そのかわり、泣いてる間は共感の言葉をかけてあげたり、
落ち着いたタイミングで気持ちの立て直しを図ってあげてくださいね。
☆なぜ泣いてるのかもわからなくなってる場合もあるので、
落ち着いてきた時に、ぶり返して聞くよりも、
「よし行こう!帰ったら◯◯しよう!」と気持ちを切り替えてあげるのも効果的です。
【納得する方法】
☆自分で選ばせる
例)着替えるのイヤ~
→「じゃあ、これとこれどっちにする?」
☆やりたい気持ちを尊重する(お手伝い)
☆見通しをもたせる
例)「トイレ行ったら、外行こうね!」
「◯◯したら、◯◯しようね!」
大事な成長と分かっていても、
親にとっても大変なイヤイヤ期の我が子の子育て。
頭では分かっていても、ママだって余裕のない時もありますよね。
この記事の内容は頭の片隅に入れておいて、
ママ・パパも無理のない範囲で実践してもらえたら嬉しいです。
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監修:ゆかり先生
保育士として11年勤務し、200人以上の子どもたちを担当。
現在は1歳の男の子の子育てに奮闘しながら、
ベビーマッサージ講師として活動中。
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